とっても優しい作品。
こうと決めたら譲らない頑固じいさんのロードムービー。
のどかな風景の中をトラクターでのんびり走る姿を見ているだけで癒されるが、アルヴィンの綺麗な瞳とあたたかい心が、観ている者を優しく包んでくれる。
道中で出会う人たちとのやりとりの中にも長く生きてきた分の教えが含まれていて、そしてそれがちっとも説教くささとか嫌味っぽさが無いので心が豊かになった。
じいさん同士で語る戦争の話は切なかったな。
10年間絶縁状態だった兄との距離を埋める旅。
ラストのライルの表情にぼろぼろ泣いてしまった。
星空の下、ずっと互いを思い合っていたことが感じられた。
ストーリーにはあんまりというか全然関係ないけどローズがスーパーの店員とやりとりするシーンが何だか好き。
「このウインナー嫌い」と言って苦い顔するローズが茶目っ気あってかわいい(笑)