anguish

路上のソリストのanguishのレビュー・感想・評価

路上のソリスト(2009年製作の映画)
2.9
Soloist=独奏者、独唱者

実話に基づく

え、トムホ出てた?って驚くも「ホランダー」というオチ。

■ロサンゼルス・タイムズのスティーヴ・ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)が偶然にも素晴らしき才能に恵まれながらも幻聴によって人の中での生活が難しくなり路上で二本の弦でヴァイオリンを奏でるナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)に興味を抱き、コラムを執筆し始める。ロペスは彼を社会復帰させようとするがそれは次第に…

物語りは現在進行形で一歩を踏み出したに過ぎないがエアーズにとっては本当に良かったのかは分からない。才能があったからこそドラマティックに仕上がっているが殆どの人に「ギフト」など与えられてはおらず、経済的、身体的な理由でストリートでの生活を脱け出せない。その辺りが見終わった後に作品のテーマが揺らぐ。

言葉なくロペスの背景も織り込んでいく演出が染み入る。コラムを見た有志が愛用のチェロを寄付を申し出て、泣く場面では無いのにエアーズが受けとるsceneは胸が熱くなった。

20221014-22(253)
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