Itsu

美女と野獣のItsuのレビュー・感想・評価

美女と野獣(1991年製作の映画)
3.5
アランメンケンの存在に感謝したくなる作品。本作は公開から25年が経っていますが何1つ色褪せておらず、依存性の非常に高い音楽で観る人に快楽を届けてくれる。何度も言うけどアランメンケンには感謝。アラジン、リトルマーメイド、美女と野獣、ポカホンタス、ヘラクレス…挙げりゃキリがない。ちなみにTDSのアトラクション挿入歌であるコンパスオブユアハートも彼が手がけていて。死ぬまでに一度でいいから感謝を伝えたい。笑
ストーリーは言わずもがな、王道ディズニー。悪く言えばなんのひねりもなく、良く言えばブレが一切ない。脇役まで個性豊かで愛嬌があるところまで全てディズニーらしい。個人的には、他がどう思おうと一切ブレないベルと短期で不器用だけど本当は優しい心を持つビーストの組み合わせが大好き。ディズニーベストカップル。唯一他と比べ違うところは本作のヴィランであるガストンが振り切って傲慢変態卑劣野郎ってことか。クルエラに近いタイプのヴィラン。ただ当時のディズニーヴィランには憎悪を緩和させるためかマヌケな子分がセットなパターンが多く、ガストンの子分のルフーもその一人で、憎たらしいガストンに少し愛嬌を添えてる感じがしてまた良い。
大広間でのダンスシーンは映像も鮮やかで、不器用なビーストが本気でベルを愛して、ベルもその気持ちに応えつつあるあのドキドキのようなものが涙腺を刺激してくる。そこにあの名曲だから…困ったのもです。
ストーリーはおまけと言っても過言ではない。全ては歌を素晴らしくするための映画です。ぜひこの映画、観て聴いて感動して下さい。
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