Itsuさんの映画レビュー・感想・評価

Itsu

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トッツィー(1982年製作の映画)

3.5

 売れない俳優がひょんなことから女装をしてオーディションへ。まさかの役ゲット!からの人気女優街道まっしぐら。でもどんどんうその生活が苦しくなり…。という、腐るほどあるプロットの映画。ストーリー自体はい>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

2.5

 妻を残して交通事故で亡くなってしまった男性が幽霊となって現世をさまよう、タイトルまるっとそのまんまなお話。あのシーツお化けの何とも言えない哀愁がかわいらしい。

 鑑賞中にいろいろと考えを巡らせたけ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.0


爽快なフィナーレに向かうまでに冗長なシーンが多く、いかにもタランティーノな作品。B級映画へのリスペクトとオマージュからかノイズやシーン飛び、雑な切り貼りなどがあるが、タランティーノらしくそれも愛らし
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0


 アクションの緊迫感やリアリティは前作に同じく格別なものだけど、さすがに粗の目立つ展開があるというかなんというか。こういうシーンが撮りたい、こんな展開が見せたい、が先行しすぎるあまり、縫い目がチグハ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0


 展開に重厚さがなく、脚本の仕上がり具合や派手さ、側面的な面白さを求めて観た人にとってはかなり退屈なはず。個人的にも、ストーリー単体で考えればそれほど面白くない、凡作だったと言えなくもない。

 そ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5


 人気ゲームやらのハリウッド製奇抜な実写化、と言えば地雷臭がしなくもないけど、この作品は個人的にはセーフ。プロットはわりとよくあるベタな感じで、くどすぎないコメディも合わさって笑いながら気軽に鑑賞で
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.0


 本人たちの回想を忠実に再現したドキュメンタリー調の映画。実際にあった大学生4人による文化品強盗事件の顛末を描いたストーリー。

 本人らが当時どのように人生を捉えていたか、またどのような感情を抱い
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0


 実際に統合失調症を患っている人に会った事もないし、患者やその周りの人の辛さは図り知れないもの。いかにそれを分かりやすく、またいかに困難なことであるかを受け手に示すのは簡単ではないと思う。
 それで
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5


アメコミタッチで描いてたのがかなり良かった。色使いもテンポも実写やCGじゃ出せない味。映画化されたスパイダーマンシリーズの中では群を抜いてチャーミングだった。
ストーリーもアニメならではのポジティブ
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藁の楯(2013年製作の映画)

1.5


過去鑑賞

原作は読んでないので映画だけで判断すると、正直展開に置いてかれる作品だった。
盛り立て方が噛み合わないと言うか、突拍子もなく展開が変わったりするので、疑問が驚きや悲しみを超えてくる。規模
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グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

2.5


過去鑑賞

確かに面白くはない。ダサいし、ストーリーにコシがないと言うか、すごくのっぺりと進む。アメコミ映画なんだから、もっとキザに、勿体ぶって、大袈裟に演出してもよかった。今となっては完成度の高い
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0


過去鑑賞

タランティーノの中では個人的に1番面白かった作品の一つ。彼の映画の醍醐味である、愛くるしいほどの大袈裟さ。全体像は至ってシンプルなのに、受け手を信じた大胆な演出が光る。スクリーンに照らさ
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5


過去鑑賞

スタンスは前作と変わらず。面白さも変わらず。Vol.1はプロップスの面で本作を僅かに上回るかな。後編だから仕方ないけど。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0


過去鑑賞

映画オタクによる味わい深いアクション映画。大袈裟で半分ジョークみたいな作品だけど、しっかり面白くて見入ってしまう。それに、随所からタランティーノの深い深い映画愛が感じられる。良い時代のビ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0


前後半で物語を切ってて、一見深みがなくて感情移入が難しい映画に感じた人もいると思うけど、個人的にはテーマにより普遍性を持たせるために敢えてそうしたのかなって思った。後半に兄の心理がほとんど見えないの
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.0


過去鑑賞

北欧系の映画は素朴であってリアルな作風が多い気がする。ドラマチックすぎない、みんなが感じ得る等身大の喜びや悲しみの描写がとても丁寧。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.0


過去鑑賞

登場人物全員が人として欠けているポンコツ映画。みんなと観るポップコーンムービーとして絶妙にちょうどいい長さと下らなさ。

ライフ(2017年製作の映画)

3.0


過去鑑賞

割と優しげな宇宙の神秘的映画なんかなぁと勝手に踏んで鑑賞したけど、ごリッゴリのSFスリラー/ホラーでびっくりした。ただ、きっかけの部分で、大体の人がSFスリラーと言えば凶暴宇宙人とのサバ
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5


過去鑑賞

ホラー名作として認知していただけで、未だ旧作は未鑑賞。この作品単体で評価するなら、良作だけど期待ほどではなかった感。怖いしハラハラドキドキするけど、よく考えてみたらそれほど骨のあるストー
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パーフェクション(2018年製作の映画)

3.0


過去鑑賞

話が一切噛み合わない人と会話している時に似た気持ち悪さを持った作品。文脈がジグザグしていて、人が持つ違和感を突いてくる。
キモいシーン多いけど90分で手軽に楽しめる。

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

2.5


過去鑑賞

トータルでみて酷評するほど酷くなかっただけに、良くないところが目立って残念。好みの問題は置いておいて、世界観とその作り込みは及第点だと思う。残念なのはその活かし方で、アクションが妙に淡白
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

2.5


分かりやすくていいとは思うけど、第四の壁越えるしストーリーの軸曖昧やしわりと社会派やし、ぼんやりしたまま終わった感。ちょっと不完全燃焼な気がする。

アス(2019年製作の映画)

2.5


途中までいい感じに気味悪くて期待が膨らんだけど、わりと誰でも考えうる小さいところにまとまった終わり方をした。パンチが薄かったかなぁ。

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.0


現代アレンジを施した新しいチャッキー。見た目が旧作よりキモくてインパクトある。本家の脚本的な乱雑さを少し分かりやすく、丁寧に修正していて、全体的な完成度で言えば本作の方が高いと個人的には思う。

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.0


ホラー要素だけと言うよりは、ダークファンタジー感もあって不慣れな人でもすんなり楽しめそう。死霊館ユニバースの中でも比較的優しい方。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5


傷つけられたとき、人は悲しみ、そして怒りを覚える。やるせなさを感じれば感じるほど、怒りの矛先を誰かに向けたくなる。
でも結局、その怒りがまた誰かを傷つけて、負のループが巻き起こってしまう。誰も悪くな
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.5


自分がどんな人間になるのか、何を愛して何を捨てるのか、自然に模索し始める年頃のお話。
構成自体はそこまで珍しいものでもないけど、誰もが経験したことのある誇らしさ、幸せ、不満、怒り、恥じらい全てが詰ま
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5


世代じゃないのでトーニャハーディングのことはほぼ一切知らなかったけど、まさしく嘘みたいなホントの話だった。演技力を〝すごい〟や〝圧巻〟なんて言葉で片付けるのも安っぽいし、この映画の持つ素晴らしさを正
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.0


最後まで淡々と暗い鬱展開が続くけど、個人的には好きな質感。他人を愛せる人間と、そうでない者。人間から平気で幸せを奪い取れる悪魔は、神を崇めたる他でもない人間である。ナレーションでわざわざ蛇足な説明を
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5


小説みたいにストーリーが丁寧で、シンプルに観やすい映画。あんまり尖りすぎず、分かりやすく楽しめる。映画慣れしていればおそらく物足りなさを感じるでしょうが、簡単に楽しみたい時や手軽な映画を勧めたい時に
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.0


同じテイストで言えば『アンフレンデッド』シリーズもこの類の試みの作品と言える。
「表情」、「舞台」、「カメラワーク」など表面的な基盤を削ぎ落としても映画として質を保てるのかと言う点では、この作品は着
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.0


この映画、助平すぎるど。
ただあんな女性いたら頭おかしくなってしまいそう。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0


アメリカ文学の持つ独特な清々しさがある、今の季節にぴったりな映画。どんな性別、肌の色、身体的や内面的特徴を持っていても、誰にだって人生を謳歌する権利はある。悪玉にだけはなっちゃいけない。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5


映画に教訓的価値をつけるなら、筆頭に挙げるべき映画。唖然とするほどの臨場感。どれだけ必死に生きても100年ともたない命、その間くらいみんなで大切にすべき。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5


物語自体が若干弱い感もある。ビートルズ が好きで気軽に映画を楽しみたい人向け。

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