ゆりな

美女と野獣のゆりなのレビュー・感想・評価

美女と野獣(1991年製作の映画)
4.2
こんなとこにツンデレ王道が……実はこの歳まで観たことがありませんでした。
DVDのチャプターメニューはルミエールが出迎えてくれて、わくわくする。

1991年の映画とは思えないくらい色彩がキレイ!ゴールドみたいな黄色と深いブルーがキラキラした舞踏会シーン、何度でも見れる。

2021 1.22 再鑑賞

改めて見返すと、ベルは好きなものがハッキリしている。
(この時期のディズニープリンセスは特にみんな、ハッキリしていて、アリエルは「人間界」、ジャスミンは「自由」……といった具合に、みんな「好きなもの」が言語化しやすい。)

ベルには「読書」「家族」といったキーワードがあって、冒頭で「自分の好きなものを否定された」時点で、ガストンはなしなんだなぁと。
お気に入りの本を図書館で譲ってもらったのに、それをガストンに水たまりに落とされたときの表情!

その点、野獣は「ベルが喜ぶこと、好きなものは何だろう」と試行錯誤し、ベルのことを考え、価値観に寄り添おうとしている。
どんなに些細なことでも、こだわりでも「自分が大切にしているもの」を一緒に大事にしてくれたら嬉しいし、その逆って悲しいよな〜。

美しいダンスシーンも好きだけど、ベルが書斎をプレゼントしてもらったときの喜びと、そこから野獣を見つめる目が外見じゃなく「心」で見ているところが、好き。
これが「ノートルダムの鐘」にも繋がっていくのかな〜!
ゆりな

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