昨晩、地上波で放送されていた本作を視聴。
黄色いドレス、
野獣のモフモフ感、
壁一面の本棚、
砂糖だばだばのスープ…
幼心をノックアウトする要素が満載。セーラームーン同様、絵を見るだけでときめく無敵ワールド。
ただ、今回わたしはガストンから目を話せなかった。
悪役ガストン。
筋肉隆々。
強気な眼光と言葉。
だが、人間。
魔法も呪いも使えないただの人間だ。単純な力比べなら確実野獣のほうが上。
では、彼をラスボスとする強力な力とは?
それは人身掌握術。
無知で凡庸な市民。彼らの欲求をつかむのが抜群にうまい。
子供や家族を守りたい者、
平穏な生活を守りたい者、
ガストン(権力)に媚びる者、
財宝がほしい者、
中には目的がわからないのに御輿を担ぐ者もいるだろう。
マッチで灯した小さな火は、人々の不安、恐怖、欲望を食い荒らし、瞬く間に成長する。
ただ一番恐ろしいのは、だれ一人として『でも誰も実際に野獣みてないよな』といわないこと。
情報のトレーサビリティ。
その情報の根拠と出所は?
これを意識しないと、私たちは村人のように、野獣に偽りの仮面を被せ、攻撃してしまうかもしれない。
情報を持つことは大切。
だか、質を見極め、判断し行動したのは自分という覚悟だけは忘れぬようにしたい。
最後に、
ベルは鬼嫁になると思う