にわかふわん

チェ 39歳 別れの手紙のにわかふわんのレビュー・感想・評価

チェ 39歳 別れの手紙(2008年製作の映画)
3.9
前半の「28歳〜」とは違って、時系列で進んでいくので見やすい分かりやすい。
ただ、かなり進みがゆっくりでした。これなら「28歳〜」の方をもっとじっくりり描いたら良かったです。
「39歳〜」の方は、勉強してから見たので、ラストが分かっているだけに、ジリジリと追い詰められていく姿が痛い。

チェゲバラの思想は間違っているわけではないのに、支持を得られなかったのは、カリスマ性を表に一切出さず、身柄を隠して戦った、情報戦で完敗だったからだと思うと実にもったいないなと思った。

森から汚い男たちが銃を構えて出て来て、「わたしたち怪しいもんじゃありません」って言ったって信じられないよねぇ。
勝てば官軍負ければ賊軍って言うけど、今の南米見てもまだまだ汚職と貧富の差が変わらないし、キューバはアメリカの経済制裁で他の南米に比べてかなり遅れをとってしまったし、どっちに転んでも厳しかったのかなと思いました。
アメリカに楯突いた南米の国は経済制裁で大変なので、アメリカって敵に回すとほんとに怖い。