えそじま

チェ 39歳 別れの手紙のえそじまのレビュー・感想・評価

チェ 39歳 別れの手紙(2008年製作の映画)
4.1
PART2

富や名声、家族との幸せを捨て燃え尽きるまで闘争し続けた真の革命家が、コンゴ動乱〜ラテンアメリカ奮起と活躍の場を移しボリビアの廃校で処刑されるまでを収録。
マルクス主義である彼が、思想の垣根を越えて世界中で愛されるカリスマ的存在となったのは、行動や言動の節々から人類愛が溢れ出ていた為だろう。人間の根源的な善意や情熱にイデオロギーは干渉しない。

キューバ革命成就後、国政を担う責任を重んじたカストロと、自由の戦士として中南米を渡ったゲバラ。選んだ道は違えどその瞳には最期まで同じ大炎が燃えていた。

「ありったけの革命的情熱を込めて、君を抱擁する」
えそじま

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