真魚八重子

プロメテウスの真魚八重子のレビュー・感想・評価

プロメテウス(2012年製作の映画)
5.0
リドリー・スコットの中で、この映画だけ段違いに好き。もっとも残酷で冷ややかだからだろう。本当に他の惑星で撮影しているような、美しい雲と荒涼とした土地。ちょっともう、どうにもならない埒外の暴力。意思の疎通が図れない粗暴さと、その真っ白な巨人のビジュアルがイヤでイヤで素晴らしい。何回か観ているけれど、まだ些末が理解できていないと思う。

『アラビアのロレンス』のマッチのシーンを、デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)が観ているのが良い。シャリフの人間離れした目の色。
真魚八重子

真魚八重子