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ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人のaのレビュー・感想・評価

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ここまでお金が絡まず純粋に「好きだから」という気持ちだけで何千点も集められるってすごいな。
2人ともずっと自然体で話しているのに、なんでこんなにチャーミングに感じるんやろう。膨大な数の作品を持っているのに、一目見ただけで「これは○○という人の△ △ という作品で」とすぐに説明されていて、愛情を込めて購入し、お世話しているんだなあと思った。アーティストへのリスペクトをとっても感じた。

全ての作品を見て、気に入ったものの中から自分たちが買えそうな価格帯・大きさのものを選ぶってとってもシンプルなことに思えるけど、それだけを実行するのは難しいんだろうな。入念な下調べと辛抱強さと、お金の誘惑に負けない心が要る。その世界をビジネスにしている人もいるわけだし。でも2人は苦労を苦労と感じてなさそうだったな、最初から眼中にないというか。

最近PERFECT DAYSを見たときも、「誰もわかってくれなくても、自分なりのささやかな幸せがあればいい」という考え方に憧れの思いを持ったけど、これからはこういう形の方が主流になっていくのかも。小確幸というかね。なっていけばいいなと思うし、わたしもそこを目指したい。

コンセプチュアル・アートについて、「アーティストが言葉で理解したことを作品に落とし込んでいる」的なことを言っていて、ようやくなんとなくわかった気がした。思考の過程を展示しているのであれば、そりゃぱっと見ただけではよくわからんわ。
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