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28週後...のUKIのネタバレレビュー・内容・結末

28週後...(2007年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりにZ系観たいと思って借りたらこれだよ。

もういつ観たかわからない「28日後...」の続編ということですが、そんなに繋がってるわけでもなかったです。
設定を引き継いでいる程度。

相変わらず素早いゾンビは健在。
凶暴性もパワーアップしているような。
それより気になるのは見辛い映像。
文字通り「瞬く間」に感染が広がる様子を描きたいのはわかりますが「瞬きすぎ」で何が起こってるのか分かりにくい。
たまに差し込まれるゾンビ視点は好き。
(同じ趣味なら「V/H/Sネクストレベル」の「A RIDE IN THE PARK」がオススメ!)

パンデミックの怖さはよくわかるのですが、主人公家族が害悪すぎてイライラする。

父:一家の大黒柱ながら妻を見捨てる男。
後に生きて見つかった妻に「生きとったんかー!」と熱いキスを交わすも、ウイルスに感染。とにかく暴れ回って感染者を増やすレイジウイルス伝道者。かなりしぶとい。

母:知らない子供を匿うお節介のせいで逃げ遅れ感染。しかしウイルスに対する免疫のお陰で発症はせず保菌者となる。
免疫からワクチンが作れるかもという希望を持たせながら、旦那に感染させ自らも殺されてしまうという役立たず。
実際こいつが生きていたせいで、一度は終息したと思われたレイジウイルスのパンデミックがまた始まってしまったという復興ブレイカー。すごいめいわく。

姉:この家族の唯一の良心かと思われたが、よく考えたら安全地区外の家に物を取りに行ってしまうという、今作最大の失敗フラグをぶったてた張本人。
至近距離ではあるが、初めて手にしたであろうライフルで的確に父親を撃ち抜く射撃の腕前を見せる。すごくかわいい。

弟:どこかに消えるのが得意。
母親と同じくウイルスに対する免疫を持ち、ヘリで逃げた先の地で無事ウイルスを広めることに成功する。
とてもうざい。

全部この家族が悪い。

ドイルさんもスカーレットさんもすごい良い人たちなのにこの家族のせいで死ぬ。

ゾンビ云々よりもそっちが気になりすぎて楽しめない。
冒頭の子供も、弟も、お前らちょろちょろすんなよ!とイライラしてしまいました。

こんなことならドーンオブザデッドでも観ておけば良かったと後悔。
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