このレビューはネタバレを含みます
仕事熱心な夫が嬉しいビックニュースを抱えて帰って来た日に、妻から別れ話を告げられるとこから始まる。
今まで顧みなかった家庭や子供と、嫌でも向き合わなくてはいけなくて、その内自分の事だけではなく視野が広まっていく。
汚いフレンチトースト、
ご飯前のアイスクリーム。
寝る前の絵本。
純粋な子供の言葉や素直な態度に、忘れていた人への無利益な愛情の在り方を思い出させられる。
奥さんも辛かったとは言うけれど、
結局この人は女である自分を捨てられてなかったから途中で子供を投げた。恋人作ってるくらいですから。
結局逃げ場所がなければ大体の人は大きな決断なんかしないんですね。
とてもくだらない。
セックスをすれば子供が出来る。
そんなことを忘れているのでは。
快感だけ欲しいならどちらか一方手術をすればいい。
もし出来た時には母親になる。
父親になる。
今までと違い、何かを捨てなければならなくなる。
でもそれが絶対に自由がなくなるという考え方にはなりたくない。
夫は子供から見てどうだったかは不明だけれど。
でも仕事熱心であることは、家庭を大事にしていると思う。
とても賢く、有能な夫。
裁判直前仕事を無くし、無茶苦茶な言い分でクリスマス前に就職活動を行う様は
素晴らしい。
奥さん求めすぎだよ。
そんなに自分のこと完璧だと相手を責め立てることが出来るの凄いなぁ。
裁判所での弁護士の妻への質問は単純で感情的な人にはこんな感じで思い考えさせればいいんだと思いました。
最後、子供があんなに嫌っていた父親との間に、母親以上の愛が見える。