ほっぴー

クレイマー、クレイマーのほっぴーのネタバレレビュー・内容・結末

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

息子の学校が始まる時間や何年生かまでも知らなかった父親が、2人で生活するうちに関係性が変わっていく様がよかった
学校まで送るときも誰かのママに押しつけていたのを、いつのまにか後ろ髪引かれるようになってる姿に感動。。

父と息子というよりは、友達のようなそんな関係がビリーとテッドらしい

お金がないわけでも浮気したわけでも暴力を振るわれたわけでもなく
ただ自分という存在を認めてもらえないことが辛かったと。結婚したり子供を産むと〇〇ちゃんママ、〇〇さんの奥さんって呼ばれるようになり、だんだん名前を呼んでもらえなくなるから、自分の存在がなくなるようで辛くなる人が多いと、大学の心理学の授業で聞いたことを思い出した。


最後の朝、2人で完璧なフレンチトースト作る場面は最高。最初は全て失敗してたのにちゃんと学習してるところが微笑ましい笑
失敗を重ねて、だんだんうまくいくようになるっていうのがこの映画の2人の関係そのものだなと

あのあとどうなったのか想像を掻き立てられるラストもよい
ほっぴー

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