タクマ

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃のタクマのレビュー・感想・評価

2.8
カップラーメンの臭いにつられ野原家にやってきたミライジンにより3分間だけ正義の味方になれる力を手に入れた野原家の面々。だがヒーロー活動に没頭するあまりひろしとみさえは各々の日常生活が疎かになっていき。
劇場版第13作。
ウルトラマンや魔女っこ、スーパーマンなど子供も大人も大好きなジャンルのキャラクター達に変身できると言う設定でヒーロー映画としての楽しさは約束されている一方でストーリーの展開がハッキリ言って雑すぎる。戦闘→日常→戦闘と同じ事の繰り返しで見せ方に工夫もなく退屈。クレしん本来の笑いと映画としての感動の緩急も弱い。加えて個人的に見ていて一番拒絶反応が起きたのはヒーロー活動に夢中になりしんのすけとひまわりに対して半端ネグレクト状態になるひろしとみさえ。あんなもんひろしでもみさえでもねえよ!大人帝国の時の誰もが思い羨む幸せな家族の姿はどこにいったんじゃい💢💢
ただそんな2人を尻目に自分の正義を貫くしんちゃんを通して子供達に本当のヒーローっていうのはこういう物なんだと言うアンサーを示した部分だけは良かった。
子供向け映画は、コナン、ドラえもん、ポケモン、アンパンマン、プリキュアと色々見てきた中で一番バランス的に優れてるのはクレヨンしんちゃんやと思ってるし今もその考えに変わりはないですけどちょっとこれはあんまり良い事なかったかな。
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