観たと思ってたけど観てなかった。
アマプラで原題で観たがこの邦題…全然イケてない。その上トニースコットなんて、この邦題のせいで離れたかもしれない…
ストーリーはよくある感じで何故トニースコットが長年温めた企画なのかは少し分からない。
でも作りはハードボイルドと主人公の持つ絶望感のトーンの中で少女との心の交流に際立った暖かさを提供してくれる。
ダコタファニングは多分この頃のドル箱スターでストーリー半分くらいで出なくなるのでこの前面に押し出してる感は少し過剰なのだが天才子役と言われてた頃、この役は絶妙じゃないですか。
本当に感情移入出来る。
今じゃ大人なんて…感慨深い。
そしてなんといっても主演のデンゼルワシントン。
この役を本当に上手くこなしてくれる。
これが彼がアクション付いた原点なんだとよく分かりました。
自分は安易な方向に行ったな…という思いがあったのだがこの役のあとなら納得です。
おまけではクリストファーウォーケン。素晴らしいアシストでした、もっと出番欲しかった。
最後にトニースコットの演出。前述したがこのトーンで作りたかった、はそれは納得感があるかも。
この頃の映画の上映時間からしても渾身だったんでしょうね。
自分的には刺さりました。
面白い、力作です。
