heroko

マイ・ボディガードのherokoのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ああぁ…デンゼルワシントンが好きすぎる。

元軍人で長年過酷な環境で働き、辞任した後でも様々なフラッシュバックに苛まれながらお酒を呷るクリーシー。(デンゼル・ワシントン)自殺を図るがそれすらも不発に終わる。無気力な日々を送るそんな中、一人の少女のボディガードを任せられる。メキシコは治安が悪く誘拐が多発していた。
あどけなく可愛らしいピタ(ダコタ・ファニング)に終始癒される。それはクリーシーも同様で最初は仕事に集中するために質問はなしだと距離を置くもピタと一緒に過ごしながら段々と彼の心に安らぎを与える存在となる。プールのシーンが大好き。

ところどころの映像や音楽、フラッシュバックするシーンの画面など構成がとっても鮮明でカッコいい。前半は2人の関係性が良く描かれていて、後半は事件を機に重くなっていく。クリーシーの内に秘めた怒りがふつふつと感じ取れる。それこそ英題のMAN ON FIREがそのまま付けられたら良いなとも思う。復讐に燃える彼を止めることは出来ない。

最後は取引をもっと安全に出来たんではないかと思ったが、2人を安全な場所へ帰すには自分が犯人の中に行くしかなかったと考える。橋の上で交換したとしても終えた後から銃撃されてしまうし乗り込むしかなかった。
車の中からのクリーシーの表情は何を思うのか…。彼が死期を感じる中、守るためならこれで良かったと言い聞かせながらももう少しピタの側で成長をみたいと、軍人を辞めてから無気力だったクリーシーが少しでも〝生きたい〟と思ったのではないかな…と憶測してしまう。
heroko

heroko