カネコ

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟のカネコのレビュー・感想・評価

3.3
NYマンハッタン34丁目の人気デパート・メイシーズ。
クリスマス商戦の中おもちゃ売り場で子供たちの人気者になったサンタ役の老人🎅
面接の際にサンタクロースの別名クリス・クリングルを名乗り自分を本当にサンタだと言い出す。
彼は本物のサンタクロースなのか?
答えは法廷に委ねられる。

まずこの映画が1947年公開という事に驚かされる。
戦後2年で冒頭のクリスマスパレードから伺える豊かさと華やかさ。戦勝国の余裕を感じてしまった。

ドリスというメイシーズの人事担当の女性がシングルマザーでバリキャリの役なのも進歩的。
現実主義で子供にもおとぎ話は嘘とかサンタはいないと教え込んでいる。
そんな教育を受けた娘スーザンは小生意気に成長。
クリスマスにサンタに戸建を頼むとか結構きてる🎅サンタも困るね。

クリス老人はホームに入っていた事もあるし実際は普通の老人なんだと思った。
プレゼントを用意するのはあくまで親だしね。彼はそのお膳立てをするだけ。

でもオランダ人の子供とオランダ語で会話出来たりスーザンに空想の世界の楽しさを教えたり子供に夢を与える姿はサンタクロースそのものだとも思った。
皆んなが、なによりも子供が彼をサンタだと信じているならそれが真実で良いと思う。事実とは違っていたとしても。

モノクロで鑑賞したけど彩色バージョンもあるみたいなので機会があれば観ようかと思った。

去年までサンタが怖いと言ってた息子が今年はサンタさんに来てほしいと言っていたのでこれからプレゼント置いてきます🎅
枕元は寝てる時に邪魔だから足元に置いて欲しいらしい。注文多いな🎁
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