三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟の作品情報・感想・評価

「三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟」に投稿された感想・評価

ERI

ERIの感想・評価

3.7
サンタクロースは、いるんです。


めちゃくちゃよくできた脚本で夢があってウィットに富んで素敵作品だった。40年代の作品。季節外れだけど、なんだか道行く人たちがおしゃれだなぁ。白黒映画というのも、胸きゅん。

街中のサンタの飾りや杖の使い方が効率的で、ただクリスマスの日になっていてそうじゃないんだよと話しかけたり、注意したり忙しい。本物のサンタさん。

サンタさんが大らかでユーモアがあって紳士的で情熱的でそして夢があって優しい。なによりもピュアだ。道理も人間性もない男には、おしおきを。

自分はサンタだと名乗るおじいちゃんを裁判にかけて、本物かを証明していくのだけど、グッとくるなぁ。ラストもとても良い。
ニューヨークのデパートで、子どもたちからのお願いを聞くサンタクロース。実は彼は本物のサンタクロースだった─────

現代社会においてサンタクロースなんて商業主義の道具でしかないけど、そんな現実を子どもに言えるわけがない。彼らにとってサンタは絶対的な夢であり、希望の象徴なんだから。
逆に言えば、大人になることは夢と希望を捨てて、現実を受け入れること。
だけど、現実を受け入れるのにどうして夢と希望を捨てなきゃないけないのか。多くの大人が夢と希望を捨てたから、いまのような社会になったんじゃないのか。
サンタは本当にいるかも知れない。こんな社会にも夢と希望があるかも知れない。そう思うことが大切なのかも知れない。

本気でそんなことを思わせてくれる、ハートウォーミングな映画。とてもいい脚本です。
『素晴らしき哉、人生!』『ダイ・ハード』に続く自分的クリスマス映画に並んだ。
we

weの感想・評価

3.5
サンタは実在するんだ(๑`・ᴗ・´๑)
この映画を見ながら、自分は大人になってしまっていたんだなとドキリとしました。
『サンタクロースが実在することを裁判で証明する』という歴史的名作!わが子が生まれたら必ず一緒に観る作品。

私は小さな頃に母と観た思い出の作品でもあります。
子供の頃、サンタクロースを信じていましたか?
私は恥ずかしながら小学6年生くらいまで信じていました。
これからはサンタになる方の立場ですが、
小さな頃にこんな素敵な作品と巡り合わせてくれた、
母に感謝しています。

観た人に優しさと包まれるような温かさをくれる、
類まれなる作品です。
たくさんの人に観てほしい。本当に。

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https://bkyumovie.com/34chomenokiseki
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.4
▪️Title :「三十四丁目の奇蹟(1947)」
Original Title :「Miracle on 34th Street」
▪️Release Date:1948/11/12
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards
アカデミー賞:助演男優賞、脚色賞、原案賞
ゴールデングローブ書:脚本賞、助演男優賞
▪️Appreciation Record :2019-131
▪️My Review
ほんと、あったかい作品です。クリスマス映画の名作として定番の作品ですね。
本当にサンタがいるかどうか?サンタの存在を認めるかどうか?州として国家として裁判になるストーリー、ほんと素晴らしい脚本ですね!!
子供のように信じる心を持ち続けることも大事だが、大人はそれだけでは成り立たない。でも想像出来る心・夢見ることもやはり必要、そんなことを考えてしまいますね。
あと、百貨店冬の時代と言われる小売業の現在、ほんとに必要な顧客満足の提案をこの時代の作品で示唆してるのはビックリです。また、実在のメーシーズが舞台になってるのも良いですね。
子役がナタリー・ウッドなのも見どころです!!
心が和む良作です。

▪️Overview
「センチメンタル・ジャーニー」と同じくモーリン・オハラとジョン・ペインが主演する映画でジョージ・シートンが、自ら脚本を書き監督に当たった4回目の作品である。原作はアカデミーのオリジナル・ストーリー賞をとったヴァレンタイン・デイヴィースの書きおろしものである。助演はエドモンド・グウェン、ジーン・ロックハート及びポーター・ホール、子役のナタリー・ウッド、ウィリアム・コウアン等で、撮影はチャールズ・G・クラークとロイド・エイハーンが監督し、ニュー・ヨークのメイシー百貨店及び付近の街の実景を撮った。1947年作品で、グウエンはアカデミー助演オスカーを与えられている。本作はモノクロ映画だが2006年に『三十四丁目の奇蹟 スペシャル・カラー・バージョン』としてカラーライズ化された。
「本物のサンタクロース」がおもちゃ屋のクリスマス商戦に巻き込まれるストーリーの、古き良きクリスマス映画。モノクローム。

個人的見所はサンタクロースは存在するか裁判。結構裁判シーンが長いので楽しい、クリスマスに家族と見るには良いだろう。
WAKIO

WAKIOの感想・評価

3.9
虚構とおとぎ話

クリスマスシーズンに沸くニューヨーク、マンハッタン34丁目。クリスマスパレードの準備が慌ただしく進む中、近くを通りかかった一人の老紳士(E.グウェン)が酔いつぶれたサンタクロース役の男を叱責する。たまたまそばで様子を見ていたパレードの責任者の一人で、百貨店に勤めるキャリア・ウーマンのドリス(M.オハラ)の機転でその老紳士をサンタクロース役に駆り立てパレードを成功させる。
その後のクリスマス商戦でもサンタクロース役を請け負った老紳士の優しさとユーモアがうけ、一躍人気者となる。
しかし、出自が一切不明なうえに自身を本物のサンタクロースといって憚らない老紳士を訝しみ、百貨店専属の精神科医によるカウンセリングを行うことになったが…
というお話。

季節感のない作品レビューで失礼します🎅

大人になるにつれて現実的な見方にどっぷり浸かってしまう大人たちの前に、もしも本当のサンタさんと名乗る人物が現れたらどうしましょう?
大人の角張った考え方なら、まずそのサンタさんはマトモではないと考えてしまうでしょう。
ところが、そのサンタさんの人柄や所作が本物のサンタさんと言っても過言ではないとしたらどうするべきでしょうか。

何でもかんでも白黒させることはせずに、時には信じてみることが大切であるということでしょうね。老人ホームの先生は老紳士はどこもおかしくはないという言葉の裏には、白黒つけたがる大人たちの方がおかしいというニュアンスが隠れている気がします。
空想の人物であるサンタさんを単なる作り物としてではなく、夢を与える存在として留めておく美意識を忘れないようにしたいです。
だから、この作品ではサンタさんが本物であるかどうかは関係ないのでしょう。

サンタを信じないドリスの娘スーザン(N.ウォーカー)が老紳士と打ち解けていく様が可愛らしい。

俺、今かなり良い子だと思うからサンタさんにはベースアップ1万円をお願いしたい。
こんなにも面白くて、ファンタジックで、神秘的な映画はあるだろうか。科学だけを信じ、目に見えない大切なものを忘れ不幸になっている現代へのアンチテーゼ。
スピルバーグは言った。「僕は夜に夢を見るのではなく、生きるために一日中夢を見るんです」
信じることは生を豊かにする、空想は生を楽しくする。子供のときのあの純粋さを思い出させてくれる作品。
ラストもテーマに沿っていて良かった。信じるか信じないかはあなた次第、のような。
サンタがいてもいなくても信じてればどっちだっていいんだ〜🎅🎄🌟
ばさみ

ばさみの感想・評価

4.1
なんて素敵なお話!!

ハートフルで心が温まりました…♥︎


今更白黒映画の良さに目覚めた。
なんてったって雰囲気がカワイイ!

それに視覚的情報が少ないからこそ物語に入り込めるし、本と同じ道理で想像力も豊かになりそう。笑
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