【最後に木を切る優しさと流れる微かなラジオ】
Filmarksやってなかったらこの作品に出会うとこは無かった。
「純愛」の考え方を根本から変えさせられる程の衝撃。
知らなかった。
知ろうともしてなかった。
突きつけられた。
普段映画を観る時はどっぷり感情移入する事があるが、この作品は同情するにもしきれない。
冒頭の2人の出会いは胸糞悪い。
しかしこれが現実なのかもしれない。
そう思うと心が砕けそうになる。
2人は社会から溢れてしまって行き場がない中で繋がって行く、それもまた先入観が邪魔をする。
観ているこちらに常に投げかけてくる。
無駄なシーンは1つもない。
イ・チャンドン監督。
彼は何故これを撮ったのか。
そしてムン・ソリの身体をはった演技。
ここまで出来る女優はアジア、世界でもそうはいない。
体力消耗しますが、これは映画好きな人は一度は観て欲しい作品