ちこまる

百万円と苦虫女のちこまるのネタバレレビュー・内容・結末

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず
どこを切り取っても蒼井優が可愛い。

あの儚さが
ふわふわと居住地を転々とする役にぴったり。
掴みどころのない手の届かない雰囲気がとてもいい。


海の家で好意を持たれたり、
農家では自分を晒しあげられそうになったり、
田舎ならではの強引な感じとか
こっちまで嫌悪感を持った。


ホームセンターに勤めた町での青年との別れ。
なんとも煮え切らない、
もどかしい気持ちになった。
でも、これも現実だよなと。
すれ違ったまま別れてしまうことなんて
当たり前にあるのだと。
逆に良い終わり方だったと思う。


私もこんな生活がしてみたいと思った。
どこにも居座らず、
切れて当たり前の縁の中で生きてみたい。
ちこまる

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