コ

百万円と苦虫女のコのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
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この不器用な女が出る映画、
蒼井優と森山未来が絶妙。
二人の恋の行方も、すごく気になるところだけど、私は「きょうだい」の手紙を通した考え方の変化が、すごく古っぽい現実味を感じて、気になった。
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・百万円貯めたら町を離れる。(姉)
・中学に上がったら受験していじめっ子と離れる。(弟)
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「きょうだい」揃って、現実の何だかやるせないな、生きてる意味あんのか?みたいな部分から「逃げ続けてる」けど、物語が進むにつれて、しっかり着実に主人公とその弟が成長していくもんだから、「きょうだいの力、すごいな」と思った。
離れていても、同じ時間に生きていて、血としてつながってて、一緒に成長できる「きょうだい」っていいもんなんだな、と。
これが、弟でも、姉でも、兄でも、妹でも、「きょうだい」が生きて成長する原動力になる映画を、わたしはあまり観たことがなかったから、ほうほう、と新鮮味をもってみることができた。
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あとこの映画、恋愛映画らしいけど、
まともに濃い恋愛じゃないところが、
死ぬほどリアルで、とても気に入った!
コ