カーズWSA

バニシング・ポイントのカーズWSAのレビュー・感想・評価

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)
4.0
うおお。駆け抜けた。
駆け抜ける映画ナンバーワンじゃないすかこれは。

ただ走ってるだけなのにおもしろい。乾いた大地をひたすら走る。デンバーからサンフランシスコってすごく遠いんですね。確認しました。わかんないとわかんないから。

途中途中でいきなり入ってくる過去シーンがちゃんと最後までに全て出てくるから収まりも良く、さわやかな気持ちで観れます。

いろいろ問題ぶっ込んだけどこまけえことは言わないからそっちで好きなように観てくれや、という感じ。
説明はイッサイガッサイありません。喜んでくれたら上出来 やっぱそれが理想的。

そして主人公、メチャクチャかっけえ。ただのヤベエヤツなんですが。
人々は自由の象徴として自己を投影してる?変な人気が出ますが、俺は俺の決まりに従ってるだけだとどこ吹く風。でも情報はいただきます。

何かできることはないか?、とアメリカンなバイクに乗って登場するあんちゃん。フロントフォークが一番長いのはC.B.Jim。

寄り道したそのお宅にはヨロヨロとバイクでウロウロしてるスッパの美女。
あなたの好きなことしていいよ。
俺はいいや。タバコくれ。

言ってみて〜。これ軽く二段飛んでるから。まずお誘い受ける魅力で一段、そしてサラリとお断りで二段。こんな野郎を目標に今後は真面目に生きていきます。今まではズルして一段目だけ目指してたから。

うおお。ラストはスーパーソウルフル。きっと今は自由に空も飛べるはず。ズルしても真面目にも生きていけるんです。

サヨナラ。ハイ解散〜。
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