バニシング・ポイントの作品情報・感想・評価

「バニシング・ポイント」に投稿された感想・評価

アメリカンニューシネマと呼ばれる映像群の中でも、根強いファンが存在すると言われといる1971年に製作された一作。

コロラド州デンバーからサンフランシスコまで約2000kmの道のりを軽いノリで受けた賭けによって15時間での走破を試みるカーアクション・ロードムービー。

深い物語でもないのだが、寡黙な男が州警察に追われながらも様々な人と旅先で出会い、過去を回想していく描き方は面白い。
その事によって、男に垣間見れる虚無感がハイウェイを駆け抜けて過去も未来すらも越えて
消失点(バニシング・ポイント)にひたすら突き進むという約100分の映像は、あのあっけないながらも余韻を残すエンドロールで不思議な魅力を残してくれたように感じた。

当時のアメリカ文化や独特である人種的な負の側面が描かれていたりするのも、あまり知らない文化を知れるという点ではいい要素だったように感じる。

この映画で激走した70年式 ダッジ・チャレンジャーは映画史に残る
「かっこいいクルマ」のひとつとして上位に位置するのではないだろうか。

むしろ個人的に主人公はコワルスキーというより、ダッジ・チャレンジャーのほうに感じたよ…

あ、ホンダのバイクにまたがる全裸女性には笑った。
昔のアメリカの片田舎ってあんな光景が日常ってイメージしちゃったよ…
YUZO

YUZOの感想・評価

4.2
プライマルスクリームがこの映画にインスパイアを受けて、1997年に映画のタイトルそのままの作品をリリースしている。映画へのオマージュから音楽に繋がるのは、曲単位ではよくあるけど、アルバム単位で作品を仕上げてるのは自分が知る限りこの映画以外思いつかない。

プライマルスクリームがインスパイアされたことが納得できる映画の完成度の高さ。
ストーリーは単純明快なカーチェイス映画で、この内容だけで100分はしんどいのではと思ったけど、杞憂に終わり全編を通して内容がぶっ飛んでいて最後まで惹きつけられた。

DJが全編を通して大きな役割を果たしてるのがこの映画の魅力を更に引き立てているポイント。このスーパーソウルによるDJで
コワルスキーの動きを知り、徐々にコワルスキーを支持する人が増えていく。特にヒッピーのバイカーとのやりとりがよかった。これぞ映画といえる画の面白さが痛快!

そして衝撃のラスト…
インパクトが大きすぎるけど、いろいろ考えさせられた。

旧車のカッコ良さ、そしてプライマルスクリームの作品を先に聴いてるとより楽しめる。台詞、効果音の楽曲での使い方が分かった時の楽しさ。
Dwarf

Dwarfの感想・評価

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デスプルーフの中でダーティメリーと同列で語られてた時点で大体オチは予想してたけどねん!でもこれは避けられたんじゃないかなコワルフスキー!君がそれで良いってんなら良いけどね!!
ゆうじ

ゆうじの感想・評価

3.8
ただひたすら白のダッジ・チャレンジャー
が疾走しているが、回想シーンや盲目DJの
語りかけ、ヘビ獲りおじさんとの絡み等が
何となく不穏な空気を感じさせ、最後は…。
これほど主役のセリフが少ない映画は初め
て観たが、その分ラストの衝撃が大きい😓
kei

keiの感想・評価

4.2
アメリカンニューシネマは『俺たちに明日はない』『M★A★S★H マッシュ』に続いて3本目。バリー・ニューマン演じる妻を亡くした寡黙な男がカッコいいんすよ〜!
nao

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5.0
スピードこそ、魂の自由

最高に格好良かった!
アメリカンニューシネマは初めて。
当時のアメリカが抱えていた感情や、ヒッピー文化、ベトナム戦争の歴史、その帰還兵がどんな扱いを受けていたか…。少し調べてから観たため、ストーリーがより深く入ってきた。
壮大な乾いた大地、砂埃を上げながらひたすら爆走するダッジチャレンジャーと、何かに取り憑かれたように疾走するコワルスキー。どちらも最高に良い。
無駄な説明は一切排除し、コワルスキーが負ってきた傷をフラッシュバックという形だけで表現していて、それが胸に突き刺さる。

あるシーンに登場するHONDAのバイク。自分が一番乗ってみたいものだったので、身を乗り出して繰り返し何度も観た。更に、ジャガーとのカーチェイスシーンもお気に入りに。

消失点=精神の解放=自由。
最後のシーン。安寧の地を得たかのように微笑みを浮かべて、コワルスキーは更にアクセルを踏み込む。
あのラストが本当に好きだし、この先もずっと忘れられそうにない。
この映画を知ることができて良かった!
今まで見た映画のリストを作っています。レビューは後で記述します。
MRI

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3.6
走りまくり
一回止まるけど
デスプルーフ見てから見ました。
運転しづらそうなチャレンジャーの走る姿がかっこいい。
黒羊

黒羊の感想・評価

4.0
バニシングポイント

デンバーからサンフランシスコまで時速200キロで駆け抜けてやるぜ!
アメリカンニューシネマの傑作!バニシングポイント!てな訳で1971年のアメリカを切り取ったカーチェイス・ロードムービー。
主人公コワルスキーは何故走り続けるのか。主人公のバックグラウンドや友達との賭け、色々あるかと思うけど、やはり…
「時代」なんでしょうね。画面から滴るアメリカンニューシネマな時代。
突っ走れ!消失点まで!!

暴走ドライバーコワルスキー以外の人々、ラジオ局DJや街の人、道中コワルスキーが関わる人々の描写が兎に角良かった!音楽も良かったねぇ。このオールディーズな感じがね。

ずっと観ようと思ってた映画だったので観れて良かった。
Atsuto

Atsutoの感想・評価

4.6
愛車のダッジ・チャレンジャーで魂の自由を求めてひた走るアメリカン・ニューシネマの名作。

道を走るごとに過去のしがらみがコワルスキーの頭をよぎり、それを忘れ去ろうとスピードだけに身を任せる。

生のカーチェイスと音楽が最高にカッコいい。

タランティーノの「デスプルーフ」にも登場。
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