兵役を終えたエルヴィスの映画復帰一作目らしく、エルヴィス演じるチャドが兵役を終えてハワイに帰ってくるシーンから始まる。青い空、白い雲、エメラルド・グリーンの海、夢見るような夕暮れ、日焼けした男たち、水着の美女、心躍る音楽、そしてエルヴィス・プレスリー!!
音楽が始まれば、それはエルヴィスが歌い出す合図。船を漕ぐにも、砂を蹴るにも、ハワイの夜を盛り上げるのにも、檻にぶち込まれるにも、あらゆることに音楽が伴っている。なんだかディズニー映画を観ているような気分になった。
恋人のお祖母さんの誕生日祝いに、愛の歌を奏でる外国のオルゴールをプレゼントとして、"Can't Help Falling In Love"を歌うシーンの多幸感がすごい。お祖母さんもいい顔をしている。日系ハワイ人のイトウの大食いっぷりを茶化した"Ito Eats"もあるよ。
ちなみに、『リロ&スティッチ』のTVシリーズ2話によると、リロは「ビデオ・マラソン」と称してこの映画を1日に3回観ることがあるらしい。