方眼

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士の方眼のレビュー・感想・評価

4.0
2009年”Luftslottet som sprängdes”。前作の杜撰でやりすぎ気味のクライマックスも、今作で触れられるギリシャ悲劇「墓から復活した娘が父親と兄を殺す」をやるための展開だった。アクション演出は今作も下手で、特に兄ニーダーマン周り。銃の扱いや逃亡劇も雑すぎる。それはともかく、一気に法廷劇にもっていき、戦闘服のリスベット、弁護士の妹アニカと、後半見応えあり。静かなる医師ヨナソンもいい。すなわち、他人を拒絶するリスベットを見守り戦う人々。これまでの話をまとめて、爽快。判決のオレンジは、ゴッドファーザーか。
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