こじ

ケスのこじのレビュー・感想・評価

ケス(1969年製作の映画)
4.5
青春映画だが

ケン・ローチらしい

社会の底辺を描いた映画。


ドキュメンタリーのように

坦々と撮っていて

たとえば

主人公が鷹を育てるのに必要な飼育本が

図書館ですら借りることが出来ず

選んだ手段が

古本を万引きするという行為に対して

否定も肯定もせず

坦々と撮っているのが

その当時の社会そのものを

そのまんま捉えている気がして

これが

ケン・ローチの社会への訴えなんだと思った。

そういうのを多々感じられる映画だった。


今ならマスコミに叩かれそうな

とんでもない体罰教師が描かれていて

逆に笑ってしまう程だった。
こじ

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