青春映画だが
ケン・ローチらしい
社会の底辺を描いた映画。
ドキュメンタリーのように
坦々と撮っていて
たとえば
主人公が鷹を育てるのに必要な飼育本が
図書館ですら借りることが出来ず
選んだ手段が
古本を万引きするという行為に対して
否定も肯定もせず
坦々と撮っているのが
その当時の社会そのものを
そのまんま捉えている気がして
これが
ケン・ローチの社会への訴えなんだと思った。
そういうのを多々感じられる映画だった。
今ならマスコミに叩かれそうな
とんでもない体罰教師が描かれていて
逆に笑ってしまう程だった。