シネフィルWOWOW+にて鑑賞。
『人が人に与える幸せ』について。
デンマークの小さな町で多少のいざこざはあっても信仰のもと平穏に暮らす人たち。しかし、満たされない何かを内に抱えている。
幸せになって欲しいと願い用意されたバベットの晩餐。一口また一口と進むにつれ、そんな人々の表情が変わっていくのを見て、なぜかうるっとしてしまった。これこそが人の心を揺さぶる『芸術』であり、彼女の料理は彼らに『幸せ』をもたらしたのだと思った。
人が心を揺さぶられる時、そこにはいつも誰かの想いが込められているのだ。
人と人との関係は形だけでなく、見えない絆で結ばれていて、それは自分の中にある美しい世界で永遠に生き続けると語った将軍の言葉が響いた。