べらし

太平洋の鷲のべらしのレビュー・感想・評価

太平洋の鷲(1953年製作の映画)
2.8
ドラマとして観るにはあまりに平板、山本元帥以外の登場人物もキャラが立っておらず、単なる史実の羅列にすぎない
が、戦後7年目に製作されたこの映画がのちの戦記大作(太平洋の嵐、連合艦隊、軍閥、新旧山本五十六、トラトラトラ)の雛型になったことは否定できない。
三国同盟あたりから話を始めて、戦争責任の深淵に触れることなく国民感情の最大公約数的なところで戦争反対を訴える巧みさなどは具体的にこの作品に端を発していると思う


P.S. ほとんど科白のない三國連太郎の存在感!
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