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殺しのドレスのTICTACのネタバレレビュー・内容・結末

殺しのドレス(1980年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ハネケが「映画監督ってのは同じものを何度も作るんだよ」って言ってたけど、『殺しのドレス』も『キャリー』と基本は同じですよね
官能的な出だしもそう、夢オチの締め方もそう、美的センスも音楽も
そこに監督の哲学というか論理を見出せる
ますます面白いブライアンデパルマ はまりそう

シャワーでの殺人はあからさまに『サイコ』のオマージュ
でもそれ以外に、美術館の一連の長回しにヒッチコック魂を感じる
「言葉のない映画が一番いい映画だ」っていうヒッチコック魂
『ロープ』の長回しも引き継がれてる
ここまで他の監督にヒッチコック節を感じたのは初めてだわ

ストーリーは、すでに使い古されてる感があったので新鮮味はなかったかな〜
二重人格に性的倒錯を絡めてるのは新しかったけど Dressed to killってそういうことね
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