堀川弘通監督作。めちゃ良い映画だった。

太平洋戦争末期、花の栽培禁止されてたんだ。花育てる暇あったら作物育てろ理論らしい。

時計屋の石橋さんがほんとに良いな！女の子とお話してる姿が素晴らしすぎるし、夢が見えるふしぎな眼鏡あげるのも素敵すぎ。自分もこんなおっちゃんになりてえ。

殿山さんはこれが遺作らしい。このおっちゃんも、お国がおかしいのは理解してるのに、追従するしかない姿勢がつらい…。

花禁止令の事すら知らなかったので衝撃。なんという理不尽で苦し紛れの戦策なのか…

やるせない場面が多いけどこども達の無邪気なやり取りに癒される。

殿山泰司さん最晩年の作品との事。最後の登場場面、足がおぼつかない感じは演技ではなかったのかな…


上映後は主演の高橋惠子さんのトークショーがありました。（聞き手：下村健さん）
撮影や共演者さん達とのお話等たっぷりと伺えました。長男・勇一役の八神徳幸さんのサプライズ登壇もあり!35年ぶりの母子の再会に立ち会えてジーンと致しました☺️

2025年元旦
花物語の舞台となった千葉の和田浦で、友達と見た。
実は、この物語のハマさんはそのお友達の曽祖母らしい。
ピクニックで、お餅を焼きながらじっくりと見た。
戦時中ってのは、今じゃ考えられないようなことが平気で起こっていて、それはきっと今も世界のどこかで起こっている。
2025年の幕開けに、友達の大切な映画を一緒に見ることができて良かった。

周りには、水仙が沢山咲いていて、その香りが懐かしさもあって素敵な自然の映画館だった。