KingKazukiManji

犬神家の一族のKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.5
今観ると少し古典的に感じることも少なからずあったが、演出も素晴らしく、何よりストーリーがとても面白かった。小説も読んでみたくなった。

金田一耕助のキャラが物凄く立っていて良かった。死体を見つけたらやたら騒ぐし、殺人を未然に防げなかったりと、現代の我々が抱く探偵像とはやや異なっていたが、逆にそこで人間味とリアリティを感じた。

解説読んで、角川春樹が如何に頑張っていたかが読み取れた。メディアミックス効果で小説1800万部売ったのレベチすぎる。

昔の映画あるあるだけど、無駄に官能的なシーンを挿入すると、少し白けるのでやめて欲しい。

2時間半弱あるにもかかわらず、物凄くあっさりした終わり方は美しかった。
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