フロントスカイ

ウホッホ探険隊のフロントスカイのレビュー・感想・評価

ウホッホ探険隊(1986年製作の映画)
3.0
やっと病状が回復して長期ベッド生活も終止符。今回ベッドの上で鑑賞した最後の作品は初鑑賞のこの映画となりました。
監督は『探偵物語』、『遠雷』、『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』等の根岸吉太郎。脚本は『家族ゲーム』で衝撃的な“家族”の姿を描いた森田芳光。1986年の作品。

予備知識なしで鑑賞。題名から察して「気の合う仲間たちと何処か探検していくコメディ風の楽しい映画」かな?と...まあ、そんなことないかとは思いつつも...まさかのまさかの不倫映画だったは😅

田中邦衛が演じる4人家族のお父さんは、はてな❓連続の行動。
奥さんの十朱幸代に浮気したので離婚してくれと身勝手な告白で始まり、とどのつまり愛人に捨てられたからと身勝手な報告で終わる。しかも途中では愛人と奥さんを自ら会わせるという考えられない暴挙。どれも無神経過ぎてあり得ないっしょ🫢
その後どうなったか?
この男、最後までずっと自分勝手なことばかりを言っている超ズルい男なんです。奥さんが可哀想😢

まさかの夫婦と愛人の三人が会うことになる場面。飲みながら🍺二人の女のバトルは、それぞれの性格と思いがはっきりと浮き彫りになり、緊張しつつも一番面白いシーンだった。ここでも男はズルい。

役的に、残念ながら田中邦衛では違和感がある。
十朱幸代の性格が良くてよくできたかわいい奥さん役がピッタシ。
藤真利子の性格の悪い何とも嫌な感じの女を好演。

覚えてないけど、この頃ってこういう時代の空気だったのかなあ?