ダメハム

人間革命のダメハムのレビュー・感想・評価

人間革命(1973年製作の映画)
3.4
1973年の舛田利雄監督・橋本忍脚本作品。
全編にわたる丹波哲郎の独演会は圧巻の一言。治安維持法による創価教育学会の崩壊、仏教・日蓮正宗の在り方、十界を説く場面は、うなずくことも多くて結構興味深い。でも、何が民衆をそこまで引きつけたかの部分が全く描かれていないのが残念。あと、時代背景は終戦直後なのに、十界の再現シーンを70年代の日本で描いた演出にも疑問。そのせいで最後まで、ちぐはぐな印象が抜け切らず何とも微妙なことに。

今の創価学会を見ていると、当時の立派な理念を継承しているとは、とても思えない。牧口常三郎と戸田城聖は今の学会を見てどう思うのだろうか・・・。

余談ですが、『続・人間革命』を見ようと思ったら録画が途中で終わってて、なくなく鑑賞を断念。結構続きが気になってたからショック。

あ、一応、学会員ではないです。主演・丹波哲郎と脚本・橋本忍に引かれて見ました。
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