健一

ロボコップの健一のレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
5.0
『マーフィー、あなたね?』

『私を忘れたの?』

劇場公開時鑑賞済。
映画史に輝く不朽の名作(勝手に)。
公開されてから30年以上も経っているのに 今だに映画ファンの心の中に生き続けている。私の大好きな作品。
今回WOWOWにて超久しぶりに鑑賞。

Filmarksのジャケ写より公開時のポスターのほうが カッコよくて好きです。

一件ただのB級SFロボット映画のようにも見えますが 何故この作品が こんなにも長い間 映画ファンに愛されているのか?
それは 愛する妻と息子がいるにもかかわらず職務中に殉職してしまった警察官の無念、望まずにしてロボットにされてしまい この姿のまま再び警官として職務を全うしなければならない苦悩。
何処にでもいる警察官の男の慈悲を この作品はちゃんと描いているのが何よりも素晴らしいところ。
ちょっと仮面ライダーに通じる所がある。見た目も 宇宙刑事ギャバン に似てるし。
そういった点からも本作は多くの日本人達に今でも愛されているのだと思います。
私も学生の頃に劇場で観て とんでもない衝撃を受けました。
今まで観た映画(4200本)から 好きな映画100本挙げろ と言われたら 間違いなく本作はランクインしますね!

監督は この作品でオランダ🇳🇱からアメリカ🇺🇸にやって来たポール・ヴァー・ホーヴェン。
ハリウッド大作に染まってない独自の演出方法が逆に新鮮でした。
そしてこの監督お得意の血みどろ演出、当時は斬新でした。
作品の舞台がN.Y. でも L.A. でもなくデトロイトっていう所がまたいいですね!

キャスト達も主役を演じたピーター・ウェラー、ナンシー・アレンも良かったのですが、個人的にはオムニ社のロボコップを作り出した副社長を演じたミゲル・フェラーがいい味出してました。
ホント嫌な奴、コイツ! でも心底嫌な奴を演じるのって案外大変なのかも。
ミゲル・フェラーは惜しくも3年前に亡くなられてしまいましたが、この人あのジョージ・クルーニーの従兄弟です。

今回の再鑑賞は何年ぶりだろうか?20年じゃ効かないな。
でも、ほぼ全てのシーンを鮮明に覚えていた!

ちなみに 「2」「3」「リブート」は❌です!

やはり名作は何年経っても色褪せないですね!!!


『いい腕だ。名前は?」

『マーフィー!』



劇場公開時 1988年 2月
京成ウエスト (千葉県)
💺350席
客入り 満席 立見。 👏👏👏

同時上映「サンタリア 魔界怨霊」
健一

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