このレビューはネタバレを含みます
アニメではドラえもんパゾリーニのテオレマやヴィスコンティの家族の肖像はたまたドラマ雑居時代な闖入者系ホームドラマって伝統的にゼッタイおもしろい。特撮では帰ってきたウルトラマン坂田家の崩壊が見事に大ドイツ悲劇していた。本作もそのチェンバロによるマイナーコードのダークなバロック調音楽がいかにもイタリアドイツっぽく表現主義マニエリスム芸術しまくっていて超ディストピアに崩壊感覚を眩暈できる。そしてplan75ならぬplan55として今に充分つうずディストピアをえがききったような幻のフィルム限りなき前進。