石川達三原作と知って「なるほど…」と少し思ったが、なんとも後味が悪い。
まさかの結末に驚いた。
「自分の穴の中で」のタイトル通り、誰も彼もが自分のことばかり。
最もゲスな(酷い)のは、三國連太郎演…
アニメではドラえもんパゾリーニのテオレマやヴィスコンティの家族の肖像はたまたドラマ雑居時代な闖入者系ホームドラマって伝統的にゼッタイおもしろい。特撮では帰ってきたウルトラマン坂田家の崩壊が見事に大ド…
>>続きを読む葬式で始まり葬式で終わる何ともやり切れない話。三國のセリフ「何と言いますか、とうぶんは日本もアメリカの田舎みたいなもんですから」…1955年と言えばもう戦後は終わったといわれ始めた頃ですが、そういう…
>>続きを読むオルガン?のような不思議な音楽
しあわせってどこにあるのだろうか...と思ってしまうほど皆報われなくて不安になる、救いかと見えた宇野重吉もいなくなってしまうし
人と関わることを諦めたくなってしまいそ…
不可抗力か呪いかはたまた身から出た錆か、不幸にもありとあらゆるものーモノ、人、場所、術をー失ってしまった女は絶望のあまり涙する、のではなく火を焚いて「家」を燃やしてこちらの、さらに向こうを見つめる。…
>>続きを読む