ヴぇる

ブレイブハートのヴぇるのレビュー・感想・評価

ブレイブハート(1995年製作の映画)
2.2
96年の作品賞であり、「アポロ13」を抑えて5部門を受賞した。

メル・ギブソンの映画は必要以上に死人を写し血を見せ、脚色し過ぎなほどその時代を反映することが多いが今作もご多分に盛れない。
つまりが見ていて反吐が出るような作品を作るのがうまい監督だ。
加えてかなり強引な脚色をしている。外側は歴史に見えるが中身はフィクションと言ってもいいレベルでお粗末なものだ。しかし、美しい風景と音楽や壮大なBGMで誤魔化しうまくまとめている様に錯覚させ魅せるのがうまい。実際内容はショッキングな1つの題材に対して薄っぺらいのにも関わらずだ。

確かにスペクタクルだ。迫力があり見る見るうちに引き込まれて行く。話自体はストレートで分かりやすいので、気楽にみながら気持ちが入るのは中々ない。
が、全てにおいて雰囲気だけであり、加えてエクストラの演技は酷いもので顔の演技すらできない物や、別の方向を見ている物など滑稽なシーン等、その他諸々探せばアラはたくさんある。、

正直何故これがオスカーを獲得したのか不思議でしかない。さぞやメル・ギブソンはロビー活動がうまいのであろう。
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