たっかん

KOTOKOのたっかんのレビュー・感想・評価

KOTOKO(2011年製作の映画)
5.0
目の前の人が琴子なのかもしれない。そう思うと、目の前の人ともっと繊細に丁寧に関わりたいと思った。

お疲れ。本当にお疲れ様。長年本当に苦しかっただろうに。私達はほんの一部を体験することができたけれど、それですら、目を背けたくなり、耳を塞ぎたくなる。どれほどしんどかったのだろう。

本当にしんどい映画だった。そして美しかった。そう、本当に美しかったんだ。そして最後のシーンが本当に好きだ。

観てよかった。今まで観た映画の中で、最もしんどい映画だった。塚本晋也監督、やはりすごいな。こんなに心に傷をつけられるなんて。刺さった。切れた。本当に痛い映画だ。素晴らしい。

また観たい。観たくないけれど、また観たい。本当に疲れるけれど、また観たい。

追記
やっぱり宮台先生レビューしてたわ。

“〈社会〉が二重に見える彼女が異常か。違う。それが普通に一重に見える我々が異常なのだ。”

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=954