このレビューはネタバレを含みます
シングルマザーが子育てに孤軍奮闘するも児童虐待疑いで子供が保護されてしまい、タナカという男性にプロポーズされたり離れたり、自分も施設に保護されたりしながら生きている映画。
とにかく暴力的なシーンがエグい。
本編始まってすぐ、リストカット。妄想なのか幻覚なのかわからない2人目の人間や登場人物に対し、殴ったり蹴ったり、フォークさしたり縛ったりする。
監督はそれらも通して、KOTOKOなりの愛し方を描きたかったのだろうけど、あれは、治療対象だとしか思えない仕上がりだった。
最後まで観たけど、人にはお薦めできないし、高い点数もつけられない。
息子君が生きていて、KOTOKOが昔彼に手を振ったときのやり方を覚えていたことが救いだったな。もちろん、これというオチはないし、なぜKOTOKOがあのような状態になったのかを説明してくる表現も見られない。ただただ、あの状態で独居しているというのは無理があるという思いが残った。
Coccoには笑っていてほしいよ。