せい

絞殺のせいのレビュー・感想・評価

絞殺(1979年製作の映画)
3.5
祖父の話を得意げに話すシーンや、聞かれてもないことをべらべらと話すシーンだけで、この父親がいかに身勝手で自分というものがなく、他人のことでしか威張れない小心者だと分かる。
父親が厳しく接する反動か、母親はやけに過保護で、ねっとりまとわりつくようで気持ち悪かった。彼女のことを何度も掘り下げようとするのはもはや母親が恋人かのようだ。
それに追い討ちのように現れる近所の暇人たち…。
こんな窮屈な場所では、こうなるのも仕方ないと思えてしまう。むしろこちら側も、両親役には鬱憤を抱えながら見ていたので、もっとやれ!と思ってしまうほど笑
なるべくしてなった、という感じだ。もちろん誰にでも暴力をふるっちゃいけないよ!
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