れちゃん

ヤコブへの手紙のれちゃんのレビュー・感想・評価

ヤコブへの手紙(2009年製作の映画)
3.8
この映画好きな人と友達になれる。
渋いっす… 心にずきゅーんときます。
心温まるポワポワムービーではないです。痛いところにガシッと入ってくる系。
フォロワーさん誰も観てない映画ですね🎬

北欧の訳ありおじさんおばさんムービー好きだなぁ。他にも色々観たい。
郵便配達人が真っ直ぐな道を自転車で向かって来る、そのシーンが好き。毎日の繰り返しムービーだからこそ効果的なシーン。

ヤコブの手紙とは新約聖書の一節で、ヤコブは道徳を教えてくれるそうです。(ざっくり)

終身刑を免れ恩赦になったおばはんレイラと、毎日届く手紙に返事を書くのが楽しみな盲目の牧師ヤコブのお話。
手紙朗読&返事代筆の前任者が施設に入ったため、レイラがやることに。レイラが読み上げ、ヤコブ牧師が聖書を引用しながらお悩み相談に答え、それをレイラが代筆する。

いつしか手紙が届かなくなり、ヤコブ牧師は生きる気力を失っていきます。

レイラは最初表情も硬いしぶっきらぼうだし、心もガチガチ武装モードなんだけど、だんだんと心が溶けていき、最後には牧師に告白をすることに。なぜレイラが終身刑になったのか、そこでわかります。
そして、恩赦になった理由もそこで明かされます…涙

宗教ムービーわかりづらいことも多いけど、これは琴線に触れるなぁ。

印象に残ったセリフ
私は人の願いを伝える道具にすぎない

今まで私は自分が神のために
役立っていると信じてきたが
逆だったのかもしれん
手紙はどれも私のためだったのだ
神が与えてくださったのだよ
すべてはこの私を天国に導くため
れちゃん

れちゃん