今ではジョージ・W・ブッシュが無能だったというのは誰もが知っていること。
そんなブッシュの伝記映画だが、監督がオリバー・ストーンとは思えないほどにコミカルなブッシュ像が作られた。
パパブッシュにコンプレックスを持っているのも事実だが、そこから膨らますにはいささかパンチが足りない。
もっと批判的な内容にも出来るだろうし、物語の中でバカにされたりするコメディ色の作風にも出来た筈。
見たいと望むブッシュを敢えて外したことで、そこに残るのはブッシュ陣営のそっくりさん大会だということ。
ブッシュはもちろんだが、タンディ・ニュートンのライス補佐官が不気味なほど似ていたのには吹いた(笑)