レナ

白と黒の恋人たちのレナのレビュー・感想・評価

白と黒の恋人たち(2001年製作の映画)
3.5
この作品だけでなく観たことのあるフィリップ・ガレルの作品は、どこか青臭さがいつもあるというか。主人公(明らかに監督自身を投影している映画監督)の脚本に対して劇中で言われるように、未完成な感じがする。無数の物語がある人生の一部にすぎないというような作品は、誰かの話、過去のエピソードを聞いているときの感覚に似ている。
作品中でも、実生活と監督作品の世界の境界がなくなっていくの、不思議で少し怖かった。
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