レナ

冬の旅のレナのレビュー・感想・評価

冬の旅(1985年製作の映画)
3.7
共感はできないが、そういった安っぽい憐憫など要らないと言うようなモナの人物像、俯瞰した写し方が良かった。
人からも社会からも、真に自由に生きたいということがこれほどまでに難しいと見せつけられる。若い女性ならなおさらホームレスにならない選択肢もあっただろうが、彼女は自由を選んだということ。
モナが亡くなる時何を思ったのか。彼女の死から始まり、それまでの足取りを見るが答えは見つからず、説明的でない映画なので観客もモナを目撃した人々のうちの一人にすぎないという気持ちにさせられる。
レナ

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