このレビューはネタバレを含みます
この作品は前半は良くて、まさにSFという感じでした。
亡くなった婚約者を救うために、過去に戻るのですが、例え彼女を一時的に救っても、別の死に方をしてしまう、このままでは何度やっても救えない。そうだ、いっそのこと未来の世界で何か知恵を得られないか、という。
まあこんなとこまでは素晴らしかったんですけどね。
個人的には2回目くらいで諦めずに、もう少し粘って過去に何度か戻って解決策を探すというか、プロポーズよりもっと前に戻ってみたりとか、いろんなパターン試した方が良いんじゃないかな、と思いました。
彼女が亡くなってから、何年もかけて作ったタイムマシンなわけで、簡単に諦めてしまうのは、ちょっと。まあ、彼女のいろんな死に方を見るのも嫌なんですけどね。
しかし、未来の世界に行ってからは、さっぱりな展開でしたね。
近未来の世界は、かなり発展していて、月にでもいけそうでしたけど、タイムトラベルを理解している人はいなかった。
それどころか、さらに少し後にタイムトラベルしたら、月の接近により文明は崩壊寸前、そこで、主人公は気絶したまま80万年先までタイムトラベル。
そこは、文明は崩壊し、縄文時代？のような暮らし。
ここからは、全く別の物語みたいで、ガッカリでしたね。
