北野映画といえば「HANABI」「座頭市」「アウトレイジ」なんかを真っ先に挙げる人が多いと思うが、コアなファンは本作こそ最高傑作という人が多い様です。
淀川長治さんやタランティーノ監督なんかも本作を絶賛している。
北野映画の常連、大杉連さんも本作でブレイク。
確かに後の作品に登場するようなシーンがたくさん見れました。何が素晴らしいかと言われるとやはりこの"映像の美しさ"とそれに相反する"暴力性"じゃないでしょうか。
沖縄の美しい海、のどかな景色、そこで仲間達とフザけあい常に笑いが絶えず。その反面、血なまぐさい殺し合いや銃撃などの対比が巧い。
久石譲が手掛けた美しい音楽もまたそんな雰囲気に華を添える。
元々北野映画とは相性良いのですが、全てのセンスが抜群に良かった。
こういう映画を日本人でも作れるって証明した作品。