彼の映画って素人目にもわかりやすくメタファーなりカットバック入れたりすること多い気がするので見てて単純に楽しい
ただ世界の名匠たちの作品に比べるとちょっとわかりやす過ぎるまであるな
それか日本人だから感覚が近いのかな
それにしても日本映画でここまでノワールっぽく撮ってあるのは初めて見た、ほんと綺麗だな
パリ、テキサスとか往年のカラーノワールが思い出される感じ
バイオレンス映画の皮を被ってるけど、そのエッセンスは野いちごでもあり黄色いリボンでもあるんだよな、やっぱり抽象的に物事の骨格を抜き出して表現するのを見るのは好きすぎる
この話は東京でサラリーマンに疲れた男が沖縄で緩さに触れて全て馬鹿らしくなる話と一緒なんだよな
ほんで久石譲リフ強すぎる、綺麗だったなあ
最後死ぬのはちょっと安牌だったな、もちろん女と暮らしてくみたいなハッピーエンドはありえないけど、芸術映画ならあっと言わせる後味の終わり方を期待する自分もいる