菩薩

地球に落ちて来た男の菩薩のレビュー・感想・評価

地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)
4.0
ボウイと言えばベルリン三部作派の私が、不遜ながら一筆したためさせていただきます。

ストーリー的には赤髪エキセントリック宇宙人ボウイが帰りたくても帰れないってだけで大して変哲も何もないですが、とにかく編集がめちゃくちゃぶっ飛んでおり、これはグラムロックと言うよりは完全にプログレ、しかもクラウトよりの変態系、と来たらまさにベルリン派の自分にはど真ん中。中性的を飛び越えてもはや人間をも凌駕したボウイの異常なまでの存在感は言わずもがな(おちんちんは付いてた)、時折挿入される松本俊夫並みの実験映像風映像がひたすら脳みそを掻き回してくる。おっぱいもいっぱい出てくるし、しかも軒並み美乳揃い。終盤の破滅的なSEXは相手のだらけた裸体さえ我慢出来ればかなり見もの。ただこれもうちょっと金かけてド派手にやれば超大作になったのになぁ感はどうしても否めない。まぁそれでもとりあえずはボウイのおちんちん、それだけでも観る価値は十二分にある気がする。水溶き片栗粉みたいの塗りたくってぐちゅぐちゅで弄りあってるとこもすごい良かった。
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