民俗学の知識が乏しいのでついていくのがやっとだったが、各地に残る海神に関する神話、天女伝説や浦島太郎に竹取物語などの寓話が実は宇宙人についての話だったという設定は面白いなと思った。ただこれが「ウルトラQ」かと言われるとちょっと違うと思う。
そしてバブル前後の映画やドラマに特有の、過度な土地開発と自然破壊、それに対して無関心な人々への批判がしつこいくらい繰り返されていて正直ウンザリするのと同時に、翻って国をあげて観光需要を喚起しそれを国民が受け入れている現代日本は、そんな批判をする余裕がないくらい貧しくなったんだなぁとなんだか悲しくなってしまった。