ジッソー君の絶頂期過ぎといった時期かしら？
やはり、沢口靖子版竹取物語や、ヤマトタケルの例にたがわず、日本の昔話とSFの融合は鬼門だ。成功した試しがない。
というわけで今作も例に漏れず、浦島太郎や天女の羽衣などと宇宙人や怪獣を混ぜちゃった。これって相性悪いよなぁ。
古墳や地名を手繰って神話の由来を探って行くのは面白かったけどさ。考古学・民俗学的な面白さはあるし、個人的にも好きな世界なんだけどね。
宇宙人は良しとしても、怪獣は脈絡も無いなぁ。映画的に必要なビジュアルだという理屈はわかるんだけども。
キャラは役名はママでキャストを一新。
万城目が柴俊夫、一平ちゃんが風見しんご、ユリちゃんが荻野目慶子に。
一平ちゃんの風見しんごが一番合ってるけど、途中からウザくなるな笑。
観光開発の過剰さを批判する内容ではあるが、バブル時代の産物でもあるな。今じゃ観光の為にガンガン土地を買い占めて開発すること自体が現実的で無いものな。
民俗・博物学アプローチが良いだけにちょっともったいないな。
